沸き曲「My Darling’」

Twitter(現X)の文字数では収まり切らない話を書く場所として開設した別館のようなこの場所だが、前回は戦国乙女の楽曲「もっと、ずっと、ぎゅっと」について書かせて貰った。

まだ読んでいない人はそろそろ読み時なので、この投稿と次の投稿の後にでも読んでもらいたい。

さて、せっかくこういう場所を作ったのだ、絶対にこれについては書かねばならぬというテーマは他にもある。今回も懲りずに楽曲語りをさせて貰おう。

今回のテーマはち~むアニマるん!の「My Darlin’」である。

警戒心を強めた人はぼくのツイート(現ポスト)を昔からつぶさに見てくれている人だろう。ありがとう。

なぜ警戒に至るのかという話はこの投稿と次の投稿を読めば雲散霧消するはずなので、わざわざぼくのTwitter(昔の名前で書いています)を漁る必要はない。自分でもどう漁ればいいのか分かっていないが。

そもそも

ここまでは前置き。知らない人のために軽めの補足をしておこう。ち~むアニマるん!(伸ばし棒は「~」で最後のエクスクラメーションは半角。ただし、エクスクラメーションについてはあくまでも公式サイトでそう書いてあるだけで表記規則として半角を採用しているだけの可能性もある)というのは2015年から導入されたぱちんこ機「乙女フェスティバル 」にて登場したアイドルユニットである。

(公式サイト表記 参考)

熱響!乙女フェスティバル スペシャルサイト
乙女オールスター、開演!戦国乙女、南国育ち、麻雀物語のキャラクターが、ありえない電撃シャッフル!あの豪華声優25名集結!熱響のLIVEが幕を開ける!!!

戦国乙女からは大友ソウリンと豊臣ヒデヨシ、南国育ちからは日高ナツ、麻雀物語からは風上あやか、鳴岡みいなが選抜されて結成された。

大きな特徴としてはメンバーは皆身長が150cm以下であることが挙げられる。つまり、各作品のちっちゃい娘たちを集めたグループ、というわけだ。

そのメンバーたちが、キツネ、タヌキ、ネコ、イヌ、ウサギなど様々な動物に扮して(耳を付けて)歌い踊るグループ、それがち~むアニマるん!なのだ。

乙女フェスティバルに登場するグループは他にも幾つかあるが、この説明をし出すとキリがなくなるので省く。

なお、アイドルグループにつきもののファンの総称は「ペットシッター」である。これは、活動初期のステージのMCにおいて、ファンが光る棒を振るさまを「ペットと遊んでいるみたい」とメンバーが表現したことに由来している。[編集注:これは筆者の妄想であり事実ではありません]

そのち~むアニマるん!で屈指の「沸き曲」として挙げられるのが今回のテーマ「My Darling’」である。[編集注:筆者は「乙女フェスティバル」を同じ事務所に所属しているグループが集まって開催したフェスだと思い込んでおり、現存するち~むアニマるん!の楽曲を「そこで披露された曲」と認識し、他にも数多くのち~むアニマるん楽曲があると主張しています。実際はオリジナル1曲、南国育ち楽曲のカバー2曲しか存在しないためこの段の表現には語弊があります]

⋯⋯このままのノリで書き続けると本文より編集注の方が長くなってしまいそうなので、アニマるん実在妄想はいったん封印して進めよう。正直、先に挙げたようなことなら幾らでもでっちあげられる。

気を取り直して話を進めよう。この「My Darling’」は、「平和コレクションアルバム ファンセレクションVol.2」に収録されている。奇しくもこれを書いている2023年10月に発売されたCDだ。聞いた事がない人は是非これを買おう。今ならまだ売り切れていないので買えるぞ。いいのか、乙女6のCDみたいに買えなくなっても!

平和コレクションアルバム ファンセレクションVol.2【初回限定盤】
皆様の投票で収録楽曲が決定したベスト盤アルバム第2弾! 「平和コレクションアルバム ファンセレクションVol.2」が登場! 戦国乙女・麻雀物語・南国育ち・銀河乙女・乙女フェスティバル の5つのタイトルから全15曲を収録!投票した曲が収録されているかも・・・? 初回限定盤は戦国乙女・麻雀物語・南国育ち・銀...

念のため言っておくがこの記事はステマではない。このリンクを踏んで購入に至ったところでぼくには一銭も入らないので気兼ねなく購入して欲しい。

動画サイトに楽曲がフルでアップロードされているのでそっちで聞けばいいかな⋯⋯とか言ったらダメですよ。まあ特に止めようもないし、1曲だけのためにCDを買わせるわけにもいかないけれど。

じゃあ買いたくなるように全曲解説してやらぁ!という気持ちはなくもないがいよいよ今回の本題はどこに行った、という話になってしまうので話を戻そう。

「My Darling’」はアイドルソングである

「My Darling’」はいわゆる「分かりやすいアイドルソング」だ。どこが「分かりやすい」のかと言うと、いの一番に挙げられるのは合いの手の入れやすさである。

時代のトレンドや活動方針によるので一口に言えるものではないが、ライブ活動を主戦場にしているアイドルの現場においては楽曲中にファンの掛け声が飛ぶことは日常茶飯事である。

こうしたアイドル現場では、ファンは楽曲の中にある様々なポイントを目ざとく見付け、ステージに「参加」する。意図的にそうできるように作られているのではないかとすら思える楽曲もあるくらいだ。

その点で「My Darling’」は合いの手重視の構成として制作されている可能性が高い。どの部分がそうなのかというと、
・掛け声に近い形のユニゾン歌唱
・間奏の掛け声
・メイン歌に対する合いの手パート
辺りが挙げられる。

一つ目の掛け声に近いユニゾン歌唱は、具体的にはイントロ部分がそれに当たる。こういう部分は、ステージで披露される場合、ほぼ間違いなくファンも一緒に歌う(叫ぶ)。

仮にそういう意図でなかったとしても、運営側がそれを禁止したり、メンバーがSNSやMCで「ここは歌を聞いてて欲しい」と言わない限り「やられる」ポイントだ。

アイドル現場に慣れない人からすると正直とんでもない話だと思う。なぜメンバーたちの歌を聞かないのかと。だがもはやこれはそういう文化なのである。

こういう場合、「ファンと作り上げるステージ」「会場の一体感」というような言い回しが用いられるが、そういう表現ならまあ分からないでもないかな、くらいにはなるだろうか。

会場の規模(≒観客数)によって雰囲気はやや異なるだろうが、その場にいる全員がステージの上下の区別なく、同じフレーズを歌う(叫ぶ)のだ。そこに何かを共有したような高揚感が生まれるのは間違いないだろう。

メンバー側からしても、一斉にステージに向かって一体化した声が塊で飛んでくる訳で、そりゃあ気分がいいはずだ。歌唱パートは他にもあるのだからこっちはこれで⋯⋯となってもおかしくない。

次に、間奏の掛け声パート。歌詞カードにはここは記載されていないが、この部分をファンが一緒に叫ぶ想定で作られていると言って間違いないだろう。

最後に、メイン歌に対する合いの手パートだが、これは全箇所でファンが参加するかは現場でやってみるまで分からない。と、いうのもこればかりはステージ上でメンバーたちの取る動きが分からないからだ。

例えば、パートによっては「ここの合いの手が見せ場です」とばかりに立ち位置や振りつけが工夫されている場合がある。こういう場合はそれを邪魔しないよう、ファンは大人しくしている場合が多い。

一方で、同じ合いの手パートでも明確に「ファンに言わせたい」場合もある。そういうときはそのパートを担当しているメンバーが客席にマイクを向けたりすることもあるだろう。

そもそもが、「ファンと作り上げるステージ 」であるからして、どうなるかは出してみるまで分からないものである。運営側の意図とファン側の反応が合致するかはある程度までは出たとこ勝負だ。

あくまでも予想に過ぎないが、「ダーリン」系のかわいさ振りをしやすい部分の合いの手はメンバー注目ポイントで、「GO!GO!」のようなほぼ掛け声の部分はファンも叫ぶところだろう。それに当てはまらない部分がどうなるかは、会場でのお楽しみに、といったところか。

もう少し想像略してもう想

更に、二番サビで「ごめんなさい」という歌詞に対して入る合いの手の「Sorry」は、以下のような扱いになるものと予想できる。
・ファンが想定通り「Sorry」と叫ぶ
・次第に「Sorry」ではなく「ソウリン」と叫ぶファンが現れ出す
・何回目かで曲の後のMCで「もしかしてあそこ、『ソウリン』って言ってくれてますか?」と確認が入る(ファンはフゥ〜と返事をする)
・次のステージからソウリンは「私です」的ポーズを、他の手が空いているメンバーは両手でソウリンを指したりソウリン側に両手ヒラヒラさせたりするようになる

正直、歌詞の内容にソウリンは関係ないが、メンバーの名前に似た歌詞があればこうなるのは最早必然である。

さて、長く語ってきたがそろそろ注文したCDが届いた頃ではないだろうか。ここまでで書いたことに留意しつつ、会場での盛り上がりに思いを馳せて「My Darling’」を聴き、会場で共にステージを作り上げるべく予習しておいて欲しい。

では、ペットシッターの皆さん、会場でお会いしましょう。[編集注:筆者が幻覚を見たまま投稿を閉じてしまったため代わりの告知です。「My Darling’」についての投稿は続きます。次回は歌詞編です。]

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